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格闘ゲーム『Killer Instinct』について知ったかぶる

格闘ゲーム好きの諸兄は、その昔ニンテンドー64に『キラーインスティンクト』という格闘ゲームがあったのをご存知だろうか。洋格ゲー好きな人は知ってるかもしれない。俺はこいつを超面白そうだと思う。やったことないけど!

キラーインスティンクトは、古くはドンキーコングなどを作っていたあの悪名高きレア社制作のゲームである。それが11月22日を以って、『サイレントヒル:ホームカミング』や『フロントミッション:エボルヴ』を手がけたダブルヘリックスゲームズとの共同制作の下、XBOX ONE向けのリメイク版が発売される運びとなった。太っ腹にもダウンロード無料である。いわゆるF2Pだが初期6人以外の他のキャラクター、たとえば殺戮機械フルゴアや骸骨剣士スパイナルはダウンロード販売となる模様。日本でも発売されるのかわかんねーぜ!日本MSさん頑張って!

 

そも、KIとはどのようなゲームだろうか?ストリートファイターやスカルガールズがそうであるように、6ボタンに8方向レバー1つ、弱・中・強のパンチとキックがそれぞれ存在し、一言で言えばいわゆるコンボゲーである。目押しによって必殺技から必殺技が、あらゆる技がつながり、即死・永久コンボが当然のように存在し、それを後述のコンボブレイカーシステムによって脱出するのだ。

下はMiles923氏によるKIの基本システム解説である。

 

 

それほどの強烈なコンボゲーっぷりを、しかしわかりやすくしているのが、下記の4種類の攻撃である。キャラクターの繰り出す攻撃を、ゲーム側で初めから4つに分類しているのだ。

オープナー:コンボ始動技

リンカー:コンボ継続技

ダブル:ヒット数増加

エンダー:コンボ終了技

すなわち、KIにおける基本的なコンボの流れは『オープナー>リンカー>ダブル>エンダー』となる。オープナーがヒットすればそのままリンカーへと繋ぐことでコンボは継続され、ダブルでヒット数を増やしたのちエンダーでコンボを締めくくるのだ。こちらがコンボするときはエンダーで締めなければ与えたダメージはヴァイタルソースとして残り、時間経過で相手の体力は回復してしまう。

KVゲージ:コンボ補正。コンボをつなげるほどにKVゲージは上昇し、ゲージがいっぱいになると強制的にコンボが終了するため、同時にコンボ継続の難易度が上がる。ゲージの溜まり方にも特徴がある。たとえば弱攻撃は少ないリスクで繰り出せるのでゲージが溜まりやすくそれゆえコンボが途切れやすいが、強攻撃は隙が大きいためゲージが溜まりづらい。つまり強攻撃でのコンボはヒット数を伸ばしやすいが難度が高い。

コンボブレイカー:いわゆるサイクバーストに近いシステム。相手のコンボを食らっている最中に相手が繰り出した攻撃と同じ強さのボタン2つを同時押しすることで、そのコンボを強制的に終了させダウンを奪える。たとえば強Pを織り交ぜたコンボを受けたとき、強Pを食らった瞬間に強P+強Kを押すことでC-C-C-COMBO BREAKER!!!とシステムボイスが鳴り響き、相手を吹っ飛ばせるのだ。

ウンターブレイカー:先述のコンボブレイカーに対しコンボブレイカーすると発動。なんと相手のコンボブレイカーをキャンセルさせてさらにコンボを続けられるのだ。C-C-C-COUNTER BREAKER!!!入力タイミングは非常にシビアで、『GGXXAC』以降のスラッシュバック並の入力難度であるとか。

インスティンクト:HPゲージの下側にある黄色いゲージ。いっぱいに溜まると強P+強Kで発動し、ゲージがなくなるまでキャラクター固有の強化が起こる。たとえばインファイター型のキャラクターのサーベルウルフならコンボ中のダメージが増加し、パワフルな投げキャラのサンダーは前ダッシュが高速化され、さらに相手をすり抜ける効果が付く。発動時には『MvC3』のXファクターのように直前の行動をキャンセルすることも可能。あとコンボ中に発動した時点でヒット数はそのままKVゲージが一旦リセットされるのでさらにコンボをつなげることもできる。

シャドウゲージ:必殺技ゲージ。最大二つまでストックできる。

シャドウアタック:シャドウゲージを消費して繰り出す必殺技。いわゆるEX必殺技やフォースブレイク。

ウルトラ:ある程度のヒット数を稼がなければ発動できないとどめ専用技。もちろんウルトラでなくても勝敗はつくのでおもいっきり魅せ技。ウルトラコンボと言ってもスパⅣとは違うのだ。今作ではミュージカルウルトラと呼ばれ、とどめに繰り出すコンボのヒット音がまるで音楽のように鳴り響く。

 

キャラクター紹介

2013年版ロンチ時点で操作できるキャラクターのみを記載。

 

ジェイゴ(Jago)

ステロイドをキメた岸辺露伴先生ではない。彼はこのゲームの主人公でチベット出身の武僧である。ぶっちゃけニンジャだ。格ゲー三種の神器を素で揃えており、素直で扱いやすいキャラクターとなっている。必殺技名がWind KickとかEndokukenとなっている時点でお察しください。インスティンクトは体力回復。

 

オーキッド(Orchid)

謎に満ちた企業エージェント。二本のスティックを今日もブンブン、おっぱいもブンブン。ていうかいいケツしてやがる。インスティンクトはお猫様を飛び道具として呼び出す。実はジェイゴの親族。

 

サーベルウルフ(Sabrewulf)

KI世界では希少な種族とされる人狼。飛び道具を持たず、昇竜は飛ばず、動作は非常に機敏な、清々しいまでにインファイター型のキャラクターである。インスティンクトはダメージの増加。削りダメージも増えるのでガン攻めに使える。

 

サンダー(Thunder)

投げキャラ。フルネームはチーフ・サンダー。インディアン出身の彼は非常にパワフルなキャラだ。斧をぶん回し、斧で引っ掛けた相手を地面に叩きつけて顔面を踏み付け、おまけに嵐を呼ぶ男だ。投げキャラにありがちな対空投げではなく昇竜拳を持っている。インスティンクトはダッシュが高速化され無敵がつき相手をすり抜ける。

 

グレイシアス(Glacius)

氷を操る宇宙人。彼は攻撃のリーチが非常に長く相手から離れていてもコンボが可能で、ダッシュおよびステップがないのは彼だけである。GGのザトー(およびエディ)のインヴァイトヘルみたいな技が使える。彼の昇竜拳は飛ばないが一度地面に潜るため無敵が保障されている。インスティンクトは氷の鎧を纏う。

 

サディラ(Sadira)

2013版からの新キャラクター。蜘蛛女。蜘蛛の糸を相手に伸ばして高い機動力を発揮したり、網で相手を絡めとって動きを封じたりでき、奇襲性に優れる。インスティンクトは網を発動し、コンボが途切れにくくなる。